私が働いている会社ではプロジェクト単位で仕事をしている。今携わっているプロジェクトが合わなくて、心の調子が悪くなり、心療内科に通っている。
今朝仕事に向かおうと身支度をしようとするが、なんとも憂鬱で時間を溶かしてしまった。こういったことは時々あったが、今日はなんだかいつもより気が重い。
家を出なければいけない理由をあれやこれや考え、ようやくのこと家を出発したが、駅に向かうまでの足取りが重い。
ここでも何か理由をつけて自宅に戻ろうとする思考が働く。
「やっぱり今日はおかしいな」
そう思い、通っている心療内科の先生に話を聞いてもらいに行くことに。
※会社の就業規則でフレックス制度が導入されているので時間の融通がきく
道路の騒音が大きいため、近くの公衆トイレに入り、心療内科に電話をかける。
電話をかけている最中、トイレの個室に備え付けられた鏡で、自分と目が合う。
途端に涙が溢れてくる。
なぜだかわからない。
だけど、調子が悪いことはよくわかった。
平日の午前だが予約はいっぱいなようで、「少し待つ」と言われ、迷惑だろうか、と行くか迷ったが、見てもらえるなら、と行くことにした。
道中も、着いても、涙は止まらなかった。
病院のトイレで涙を拭き、表に出るモードに気持ちを切り替える。
待合室で待っている時も涙と鼻水が溢れてきたが上を向いて堪える。
名前が呼ばれ、診察室へ。
昨日の夜から今朝にかけでの出来事や心境を話す。
特段何かきっかけがあったわけではないが、いきさつを話す。
仕事に向かうことがしんどいと、今のプロジェクトが合わないと、そういった話は通院している中でも話してきた。
休職も考えていると話し、「一度休んではどうか」と。
休職については、ブランクや金銭面の不安があり、抵抗感があったが、結局休職する方向で考えることに。
続く